和形いぶし瓦工場、形平板瓦工場、鬼瓦工場と3社の工場見学に
淡路瓦工業組合さんを通じて行かせて頂きました。
まず初めに行かせて頂いた「栄和瓦産業さん」で和形のいぶし瓦の製造ラインを案内
頂きました。
土が練られて形成されたものがながーい板状になってビロ~ンと出てきました。
それを、パスンパスンと決めらた長さにカットされ押し出されていく。
そしてハンガーで吊られて工場内をぐるぐると廻って乾燥されたものを
焼いて冷ますと出来上がり。
2件目に行かせて頂いた「近畿セラミックスさん」では、洋風な瓦、釉薬の瓦も
扱ってらっしゃるので塗られた瓦を乾かす、こんな工程もございました。
ビックリする所は、どちらの工場も人がほとんど居ないということです。
土によってもその日、そのロットでも小さな違いがあるとクレームにつながるという世界
。
職人さんの何年もかけて培った経験値が活かされるんだなーって感心してお話を聞かせていただきました。
鬼瓦工場では職人さんがひとつの鬼瓦を丁寧に作っておいででした。
何人かの職人さんがいて同じ物を作られているそうですが
作られたお顔がその人によって微妙に違うそうです。
移動中風景を見渡しても屋根がいぶし瓦のお家が多くて、町の至る所に瓦のオブジェであったり
橋が瓦で模様つけられたりと街全体が瓦で出来ておりました。
そして最後に寄らせて頂きましたのが「南あわじ市役所」
新庁舎が竣工されて約1年だそうですが、こちらも瓦づくし!
2015年のグッドデザイン賞をいただいたそうです。
淡路に行かれる際は是非瓦の町に足を運んで下さいまし。
瓦の良さが町を一望するだけでも伝わってきます。
これからお家づくりをされます方へ
地産地消、屋根には是非淡路の瓦を葺いて下さい。
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